コラーゲン・キチン質複合体

1. コラーゲン・キチン質

コラーゲン・キチン質複合体とは、タイ、メバル、スズキなどの硬質魚鱗に属するCollagen Chitin Compleのことで、通称3Cと呼ばれる新規物質をいいます。それらのモデルを図1に示します。
大木(分子量300百万)のキチン質にコラーゲン(分子量30万)が3つ編状に絡んだ構造が推定されています。

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図1. コラーゲン・キチン質複合体の構造モデル

2. コラーゲン・キチン質複合体(3C)の特性

コラーゲンの消化、吸収性を示す指標としてドロキシブロリン(Hyp)というアミノ酸の含有量が少ないほどよいことが知られています。アミノ酸の送料を1000とすると、Hyoの含有量はそれぞれ動物由来では120、魚の皮では90、魚のウロコのスカールコラーゲンでは60程度となっています。
スカールコラーゲンは、コラーゲンの3つ編み構造がほどけやすく、高分子でありながらきわめて消化、吸収性が良く、したがって即効性に優れています。

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図2. 軟骨と潤滑液の構造モデル

2. 1 肌を再生するヒドロキシブリンができる
3Cを飲むと2週間から4週間で細胞の再生に必要なグリシン、アルギニンなどのアミノ酸の血中濃度が高まり、特に肌の再生に欠かせないプロリンやヒドロキシブリンの増加が目立ちます。このことで肌に関する多くのトラブルは解消されます。

2. 2 疲れを知らないタウリンができる
3Cを飲むと同様に組成にはないタウリンやメチオニン、また必須アミノ酸であるトリプトファンなどが増加してきます。
タウリンやメチオニンなどはニンニクやニラ、あるいはカキなどに含まれる、いずれも硫黄をもった化合物で、いわば元気の元になる成分です。これらは精力増強、アルコールの解毒作用、メラニン色素分解による美白効果、また血液をサラサラにし、狭心症や脳血栓なども予防します。

2. 3 キチン質の最終分解物としてのグルコサミン
食物繊維として知られるキチン・キトサンは腸内の善玉菌を増やし、腸の本来の働きを元気にし、また肥満の原因となる脂肪やそれを分解する胆汁酸も吸着して排泄するため、ダイエット効果があります。胆汁酸は血中のコレステロールの正常化にも役立ちます。

図2に示しましたように、キチン質の最終分解物であるグルコサミンはコンドロイチン硫酸(組織の弾力性や保水性を与える)と共に細胞と細胞をつなぐ結合組織などの成分として体の柔軟性を保つための潤滑油といえます。
膝、腰などの関節痛の治癒や抗がん作用のあることも知られています。グルコサミンは少量であってもコラーゲン分解物の各種アミノ酸との相乗効果により、特に老化した細胞を生き生きさせて免疫力を高め元気な体にしてくれます。

3. コラーゲン・キチン質複合体の主な組成分析表(日本食品分析センター)

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