原料ウロコ

典型的な魚のウロコの模様は5つの部分に分けることができます。
体から外に露出している体表先端部[ V ]には、防御用の尖った針状物質があり、年輪中心部[ X ]の両側[ W ] のやや黒っぽく見える上側は体表面、やや白っぽく見える下側は体内に食い込んでいる 部分となっています。
体内部は、さらに筋目が年輪の延長状になっている年輪両側部[ Y ]および筋目が梯子段状になっている扇状梯子部[ Z ]から成っています。
これらの梯子部には体内にウロコがしっかり食い込んで剥がれないように歯状の突起物が生えています。面白いことは魚種によって、これらの突起物の形状がそれぞれ異なっていることです。
ウロコが硬く剥がれにくいタイと、簡単に剥がれるイワシでは、たとえば歯茎に相当する梯子部の上に生えている歯の形状が明らかに違うことがわかります。.

uroko01

写真1. メバル(カサゴ目、フサカサゴ科)のウロコ