第四章:スカール(ウロコ)コラーゲンの効能

スカール(ウロコ)コラーゲンの効能従来より、コラーゲンは健康食品、化粧品、医薬品などとして研究、開発、市販されてきました。コラーゲンは主として牛、豚、鶏などの動物を素材として製造されてきましたが、これら動物については近年、狂牛病、プリオン病などの伝染、感染性の問題からその安全性に疑問が生じてきました。
スカール(ウロコ)コラーゲンは動物由来と異なり、感染性のない安全性の高い健康食品として既に市販されています。
現在に至るまで、試飲者の「魔法の薬」ともとれる評価に対して、そのアンケート調査結果の安全性と有用性の真実を見きわめ、実証するために、以下のような条件で臨床試験を実施しました。

スカールコラーゲン服用量と期間

対象ボランテアは治療を要する疾患のない、男性4例、女性15例で、19例の平均年令は32.8才です。
スカール(ウロコ)コラーゲン10%水溶液(分子量3千万)を1日30mlをフリータイムで、1回あるいは適当に分けて飲むようにしました。 服用期間は2ケ月とし、服用前、2週間後、1ケ月後、2ケ月後の計4回の採血を含む臨床検査を実施しました。
検査、評価項目は以下のようです。

質問表による自覚症状発現の有無
末消血液所見
肝機能、腎機能、膵機能、電解質及びその生化学的検査
血漿アミノ酸分析
●研究責任者
鳥取大学医学部保健学科
医博 前田 迪郎 教授

●共同研究者
(有)ルウ研究所
工博 石塚 庸三

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服用にともなう末梢血液所見、肝機能、腎機能、膵機能、電解質、その他の生化学的検査の結果、服用による特異的な影響は見られず、スカール(ウロコ)コラーゲンの安全性が確認されました。スカール(ウロコ)コラーゲンは服用することで、試飲前に比べ2週間後には血中のほとんどのアミノ酸濃度を増大させる機能が認められました。
図8に示したように、2週間後には血中濃度は最大15-24%の範囲で増加しますが、その後1ケ月まではいずれも減少。

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図8.必須アミノ酸の血中濃度

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図9.ヒドロキシプロリン系列の血中濃度

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図10.タウリン系列の血中濃度

特異的なのは、細胞や皮膚の再生にかかわるヒドロキシプロリンは2週間後に試飲前の24%も急増するものの、1ケ月後にはまったく検出されないことです。
この結果から、ヒドロキシプロリンは2週間で血中濃度が最大になった後、1ケ月以内で皮膚再生などに利用され消費、消失してしまうことが推定されます。
この結果は、スカール(ウロコ)コラーゲンを1ケ月も飲み続ければ新しい真皮の再生によるシミ、シワ、クスミなどがなくなってくる試飲者の体験を裏付けています。

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図11.トータルアミノ酸などの血中濃度

また、ヒドロキシプロリンの一連の前駆体であるアルギニン、グルタミン酸、します。それ以降徐々に増大していくIタイプ(タウリン、トリプトファンなど)あるいは減少していくDタイプ(アルギニン、プロリンなど)の2系列のアミノ酸グループのあることがわかりました。
必須アミノ酸、たとえばロイシン、リジン、バリン、フェニィルアラニンなどに限っても、I、D両タイプが見られました。

また図9、10に示したように特にタウリン、ヒドロキシプロリンの増大がいちじるしく、他にメチオニン、スレオニン、オルニチン、プロリン、グリシン、α-アミノ酪酸、イソロイシン、トリプトファン、アルギニンなどが増加しています。
プロリンはこの期間まだ減少しているものの、これらの最初の前駆体であるオルニチンはすでに1ケ月後には増大傾向を示しています。
このことは、次のヒドロキシプロリンの再生のための準備がすでになされ始めているように考えられます。
一方、スカール(ウロコ)コラーゲンの構成アミノ酸として、タウリン、α-アミノ酪酸、オルニチン、トリプトファンなどは存在していません。 にもかかわらず、スカール(ウロコ)コラーゲンを飲むことによってタウリンやトリプトファンなどの健康作りに必要なアミノ酸が、その代謝系で生合成されているということは、大変興味のある事実だと思います。

そして、図11に示したようにもともと存在しないこれらのアミノ酸は、2週間後に最大濃度となり、1ケ月後には徐々に増大していくIタイプの構成アミノ酸の系列に分類されることもわかりました。
全体的な視点で、食物からしか摂取できないアミノ酸の和/EAA(必須アミノ酸)、食物でとらなくても体内で合成されるアミノ酸の和/NEAA(非必須アミノ酸)、分枝鎖アミノ酸の和/BCAAおよびトータルアミノ酸の和(TotalAA)のいずれについても、2週間後に最大となり、1ケ月後には徐々に増大するIタイプとして確認されました。
アミノ酸のほとんどは肝臓で代謝されますが、分枝鎖アミノ酸(BCAA)は、肝臓では代謝されずに、筋肉、脳、脂肪などで利用、代謝されることが知られています。

いずれにしてもこれらの結果から、服用されたスカール(ウロコ)コラーゲンの成分は消化管を通して消化、吸収され、細胞の活性化に利用されていることが実証されました。
このように、スカール(ウロコ)コラーゲンを飲むことによって、体内のほとんどのアミノ酸合成やその血中への放出が活発になるということは驚異としかいいようがありません。

タウリン:牛の胆汁、貝、イカ、タコ、カキなどの軟体動物の肉エキスの主成分(通常、元気の元とか疲労回復効果があるとして認められている)で含硫黄アミノ酸の一種です。NH2-CH2-CH2-SO3H

さて、スカール(ウロコ)コラーゲンには含まれていないタウリンがどのようにして体内で作られるのか、興味があるところです。
動物由来に比べてスカール(ウロコ)コラーゲンは、含硫アミノ酸であるメチオニンを506倍含んでいます。しかし、この硫黄がタウリンの生合成に使われるとは考えにくいのです。その理由はこのメチオニン自体も2週間後には増加しているからです。
食物から摂取された硫黄を利用して体内に貯えられていたタウリンが血中に放出されると考えるのが自然でしょうが、詳しいことは今後の研究に待たれます。

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図13.プロリンからヒドロキシプロリンができる過程

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図12.CHO細胞の増殖曲線

ところで、服用2週間後に著しく増加するタウリンは海のミルクともいわれる牡蠣には多量に含まれている成分であり、以下のような効能が知られています。
タウリンの効能は、肝臓疾患の回復、血中コレステロールの低下、心臓疾患の予防、精力増強、神経系修復などがあげられます。
肝臓病の多くはアルコールの飲み過ぎからきていますが、メチオニンやタウリンの含硫黄アミノ酸はアルコールの解毒作用をはじめ、慢性肝炎、ウイルス性肝炎などの肝疾患にも効果が認められています。

また、皮下のメラニン色素を分解する作用もあり、美白効果も抜群です。
さらに、タウリンの血中コレステロールの低下作用は、中性脂肪の上昇を押さえ、血管の劣化や動脈硬化も防ぎます。
血液をサラサラにすることで、狭心症、心臓病、脳血栓、脳硬塞なども予防します。
実際、これらの裏付けとしてスカール(ウロコ)コラーゲンのいままで千人以上の試飲者の調査結果の傾向をみると、疲れにくくなった、二日酔いしなくなった、良く眠れるようになった、肌が白くなってきた、コレステロール値、血圧、血糖値などの内臓医療データが好転してきたなどの回答とよく符号し、大変興味のある結果だと思います。

オルニチン:スカール(ウロコ)コラーゲンの成分アミノ酸としては見い出されていませんが、オルニチンサイクル(高等物における尿素生成に関する一連の反応回路)生体内代謝により、アルギニン、グルタミン酸、プロリン、ヒドロキシプロリンになります。
チロシジン、グラミシジンSなどの抗生物質のアミノ酸として存在しています。
NH2-CH2-CH2-CH2-CH-COOHヒドロキシプロリン:コラーゲンを特徴付けるヒドロキシプロリンはプロリンから作られることがわっています。
プロリンからヒドロキシプロリンが生合成されるメカニズムを見てみましょう。
プロリンのヒドロキシル化反応は、図13に示したようにプロリンが必要に応じてタンパク質の糸であるペプチド鎖に組み込まれた後で起こることがわかっています。専門的には翻訳後、修飾と言うことになります。
コラーゲンはビタミンC(アスコルビン酸)と一緒にとると吸収がよいといわれています。
しかし、皮膚や肌の成分になるためのヒドロキシプロリンを作るには、それ以外にも酸素、鉄、α-ケトグルタル酸、さらにはプロリルヒドロキシラーゼという酵素の素材がそろって、はじめて生合成されるといえます。

ヒドロキシプロリンは、細胞の再生、素肌の再生、創傷効果などがあるとして知られています。参考までに図12にスカール(ウロコ)コラーゲン水溶液を用いたチャイニーズマウス(CHO)の細胞増殖曲線を示しました。
5%水溶液でも細胞増殖効果があることが確認されています。

長所
肌荒れがなくなり、肌荒れしなくなった。(72%)
目尻のシミ、シワ、クスミ、イボが 薄くひいてきた。(84%)
ひげそり後に肌荒れしなくなった。(44%)
アトピー、花粉症が軽くなった。(34%)
肌がしっとりとして化粧ののりがよくなった。(54%)
からだ全体の肌が色白になってきた。 (22%)
髪の毛や爪につやがでてきた。(48%)
髪の毛が太くボリュウムがでてきた。(30%)
手術後の傷口が早く治った。(12%)
薬を飲んだ時の胃の傷みがなくなった。(8%)
胃の入り口付近にあった腫瘍が1ケ月でなくなっていた。(4%)
節々が柔らかくなり、柔軟体操ができるようになった。(16%)
腰痛や肩凝り、膝の関節痛が和らいできた。(50%)
内臓関係の医療データ(コレステロール、血圧、血糖値など)が好転してきた。(38%)
二日酔いしなくなった(74%)
とにかく疲れにくくなった。(78%)
便秘が治った。(42%)
痛風にならなくなった。(8%)
良く眠れるようになった。(74%)
骨折して1ケ月の入院が必要といわれ。
後ろそりができなかったが、できるようになった。(8%)
カカトのひびわれがなくなった。(48%)。
水虫のカサカサ肌が新しい皮膚に変わっていた。(8%)
短所
便秘になった。(8%)
下痢になった。(6%)
かゆみがでてきた。(6%)
湿疹がでてきた。(6%)
背中に痛みを覚えた。(4%)

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図13.スカール(ウロコ)低分子化処理コラーゲン中に含まれるグルコサミン

コラーゲンの3つ編み構造を解きほぐし、その糸を2つか3つ位に切った状態のものをゼラチンといいます。 動物由来のゼラチンは分子量が405万程度で凝固性がありますが、さらに小さく切って、3千02万程度にしたものは凝固性がなく、また消化、吸収性も向上します。
これらをコラーゲンペプチドといいます。
スカール(ウロコ)コラーゲンは分子量3千01万4千程度で非凝固性ですので、ペプチドに相当します。
スカール(ウロコ)コラーゲンの効能は、大別して3系列あるといえるでしょう。

(A)
ヒドロキシプロリン系列皮膚の基底層を支える真皮層のコラーゲン合成を促進し、表皮の代謝が活性化される、いわゆる皮膚のターンオーバー化現象として知られています。 細胞増殖や皮膚の再生の主役はヒドロキシプロリンなのですが、この代謝系にはヒドロキシプロリンを作るためのグリシン、オルニチン、アルギニン、グルタミン酸、プロリンなどのアミノ酸が関係していて、実際スカール(ウロコ)コラーゲンを飲むと2週間後にはこれらのアミノ酸の血中濃度が増加し、素肌の滑らかさやしっとり感などが体感できます。
コラーゲンペプチドのアミノ酸の1/3を占めるグリシンは皮膚の保湿性の指標である角質層水分含有量を高めることが知られています。

(B)
タウリン系列コラーゲンペプチドの代謝による含硫黄アミノ酸であるメチオニンやタウリンの生合成は既に述べましたように、肝臓や心臓病などを予防し、消化管粘膜保護作用、昇圧物質アンジオテンシン変換酵素阻害作用、骨粗しょう症治癒など、私たちを疲れを知らない元気な体に作り変えてくれます。

(C)
キチン質の分解物グルコサミンの作用忘れてならないのは、スカール(ウロコ)コラーゲンは単純なコラーゲンではなく、コラーゲン・キチン質複合体ということです。
キチン質の最終分解物をグルコサミンといいますが、スカール(ウロコ)低分子化処理コラーゲン水溶液には図13に示したようにグルコサミンが入っていることがHPLC(高速液体クロマト)により確認されています。
魚種によって異なりますが、キチン質の状態でコラーゲンのほぼ10%程度の割合で含まれています。

細胞をいきいき活性化するには、細胞を支えるその土壌に栄養を与える必要がありますが、コラーゲンだけではどうしても不足なのです。
アミノ糖であるグルコサミンやオリゴ糖(グルコサミンが506ケつながったもの)などがあると鬼に金棒です。
アミノ糖を含むスカール(ウロコ)コラーゲンの特徴は、コレステロールの正常化、抗腫瘍性をはじめ、ひざや腰痛、肩凝りなどの関節痛にいちじるしい効果が見られることです。
その原因は他の多くの市販商品と異なり、その成分がコラーゲン・キチン質複合体であることに他なりません。
一例として、スカール(ウロコ)コラーゲンを1ケ月近く20030程度服用した胃孔壁付近に潰瘍のある患者さんの服用前後の内視鏡観察による該当部位を写真2に示しました。

見事に腫瘍が跡形もなく消えていることがわかります。
これらの効能はコラーゲンペプチドとキチン質分解物複合体の相乗効果の賜物と考えられます。
その他、複合体の特徴を生かして、従来の動物ゼラチンを利用したカプセルに代わり、スカール(ウロコ)コラーゲンの固形体を各種医薬品のカプセルとして使うことで、単なる容器機能から栄養機能、生体調製機能材料としても期待されます。
また、高齢化により今後多発すると推定される、床擦れによる患部の修復剤などへの利用も検討すべき課題だと考えられます。

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写真2.スカール(ウロコ)コラーゲンを服用して1ヶ月足らずで胃壁の潰瘍が消失した患者の内視鏡写真